君の名は 感想
映画「君の名は」を見てきた。
平日夜の回、地元映画館ではあったが結構な人のいりに少しビックリ。
面白かった。
星の声と、言の葉の庭を見たことがある、
映画館で予告編をみた、ぐらいの予備知識で鑑賞。
意外感はないけど、こうなったらいいなをちゃんと描いてくれてる感じが好感が持てる。
序盤、入れ替わりの突拍子のなさを、丁寧な日常描写でリアリティをもって表現。特に特徴である絵の細かさはそれをさらに引き立てる。
現実の東京のコレでもかという画は、実写でなくアニメだからこそより際立つ。反対に田舎描写は、日本人なら誰もが共感できそうな風景。原風景ってこんなだよね?というような声が聞こえてきそうだったりする。
で、思春期男女+SF。
このSF度合いのバランスで一般ウケするシナイはわかれるんだろうな。時かけとか。SFのFのファンタジー度合いというか、このバランス。作品内でそれを意識するか、宣伝でそれを意識するか、方法は多数あるけど今回は「なぜ?」の部分をすべてぶっ飛ばしている感じ。細かく見れば説明されているのかもしれないけど、SFは舞台装置で話の本筋はあくまで…。うまい。
各パートを細かく丁寧に書いて、壮大なガジェットもぶち込んで、シンプルなボーイミーツガール物に落としこむ。人類や世界を救わずに、現実は依然そこにあり日常は続くけど、ほんの少し変化する生活。
いや、面白かった。