スクープ 感想
福山主演のスクープ感想。
見てしばらくしても、なんか余韻がくすぶっているので書く。
チャラ男を演じさせたら日本一だと思う俳優、福山。
ちなみにキチガイ男を演じたらブラッド・ピットが世界一だと思う。
独断と偏見、自分見解だが。
で、明るい道での挫折経験ありをかかえて今は最低な芸能カメラマンという役どころ。
女にだらしなく、下品。そこに新人とのコンビを組むことを余儀なくされ。
なんて王道。紆余曲折をへて、挫折からの回復、前をむき出したところで…。
やはり王道。上手くまとまった脚本。で、細かいディティールやエピソードをときに細かく、荒唐無稽に、楽しく、セクシーに、下品に、熱く描く。丁寧さと勢い、疾走感が心地よく。
いい脚本+役者の力。ま、良い物になるよねぇ。
福山すきなんだよなぁ、ということを思い出させてくれた感じ。
セリフも「キメ」を意識した物多数。モテキの監督か。やはり、上手い。
上手さに、安心してよっかかって見る側の心情なり、感情移入をいくらでも許す懐の深い作りというか、遊び的な余地を残す作品。
ラストシーンから、エンドロールの映像が非常によい余韻。
ココだけ何度も見たくなる。
今のところ今年1番の作品。